結露対策⑥:湿気が壁内に溜まる原因はここ!Ⅰ 通気層「入口」の施工徹底ガイド

2026年10月8日

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前回まで3回にわけて、気密欠損を防ぐための、構造躯体と貫通部の重要施工について確認しました。

今回は、内部結露対策のもう一つの要である「通気層」に焦点を当て、湿気を確実に排出するための入口の正しい施工と注意点についてご紹介します。


湿気を確実に排出!通気層「入口」の徹底チェックポイント

通気層の3つの重要な役割

通気層は単に空気を通すだけではありません。主に以下の3つの役割を担い、住宅の耐久性を守っています。

壁体内の湿気の排出:
室内側から侵入したわずかな湿気を、上昇気流に乗せて外部へ排出します。

外壁などの熱を排出:
夏場の外壁材の熱を排出・軽減し、冷房負荷の低減にも貢献します。

二次防水機能:
透湿防水シートの裏に雨水が浸入した場合、通気層が水抜き経路となり、外部へ排出する二次防水の機能も兼ねます。

通気層を機能させるには、空気の通り道である「入口・経路・出口」のすべてにおいて、連続性を確保する計画が必要です。

今回は、『入口』の通気層不良事例と施工例をご紹介します。


チェックポイント:通気層の「入口」の施工不良と対策

通気不良に繋がる『入口』外装材下面の施工例

空気の入口が塞がっている
縦胴縁の下。空気の入口を塞いだ施工になっているため空気が通らない状態。



空気の入口が狭い
外壁材の下端と水切りの間が狭すぎる、または空いていないため空気が通りにくくなっている状態。



下端の透湿防水シートが風で音がする
防鼠付通気水切を施工する際、透湿防水シートの下端処理ができていないとシートがばたつく恐れがあります。




通気層『入口』外装材下面の正しい施工例

空気の入口を塞がないように注意して、胴縁の設置を行います。



通気を確保するために、外壁仕上げ材の下端と水切りとの隙間を一般的に10~15㎜程度開けます。
(サイディングメーカーの施工要領書を要確認)



シートの下端をテープなどで止める、両面テープのついた水切りを使用するなど、シートを抑える機能を持った部材を使用して施工します。




次回は、通気層「入口・経路・出口」の内、『経路』の施工不良と施工例について解説します。

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