結露対策⑦:湿気が壁内に溜まる原因はここ!Ⅱ 通気層「経路」の施工徹底ガイド
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前回は通気層の概要と通気層の入口の施工について確認しました。
今回は通気層の内、【経路】の不良事例と正しい施工例に焦点を当てます。
湿気を確実に排出!通気層「経路」の徹底チェックポイント
チェックポイント:通気層の「経路」の施工不良と対策
入口から入った空気が途中で塞がれてしまっては意味がありません。
断熱材の膨らみで通気層が塞がる恐れ
発泡系断熱材の膨らみで通気層が塞がれると、通気層が機能せず結露の原因になってしまいます。

~ 正しい施工例 ~
通気を確保しながら、横胴縁等でふくらみを抑えるように施工を行う。

横胴縁により通気経路が塞がっている
横胴縁の通気経路を開けずに施工すると、空気が通らず湿気がたまり、結露する恐れがあります。

~ 正しい施工例 ~
通気を確保するために、一般的に1820mmつき30mm程度の隙間を開けます。

縦胴縁により通気経路が塞がっている
窓下に通気経路を開けずに施工すると空気が通らず湿気がたまり、結露する恐れがあります。

~ 正しい施工例 ~
外壁仕上げ材が開口部の上下で、割付け幅10cm以下となる場合は、補強胴縁を取り付けます。
また、木造住宅工事仕様書の基準では窓枠との隙間を約30mmけて通気胴縁を取り付けます。

シート重なり部の未処理
シートの端を正しく処理しないと、空気が通った際に通気層内で、バタバタと音が響く。
また、シートの隙間から漏水する恐れもあります。

~ 正しい施工例 ~
透湿防水シートの重ね代や端部は、めくれないようにテープで留めます。

通気スペーサーの隙間から外気
断熱層に断熱材を押し込みすぎたため、通気スペーサーと垂木の隙間から通気層の外気が断熱性能を低下させてしまいます。

~ 正しい施工例 ~
通気スペーサーを垂木の間に隙間なく設置し、断熱材が通気層の一部を塞がないように注意が必要です。

バルコニーの床・壁に通気層に入口や出口が作られていない
通気層が塞がれているため、湿気などを逃がすことができない構造になっている。
壁体内で結露やカビが発生する可能性が高くなります。

~ 正しい施工例 ~
通気層の入口や出口を、専用の部材などを使用して設置し、空気や湿気の通り道を確保した施工を行う。
その際には、漏水にも注意をすること。

次回は『通気層出口』の施工不良と施工例、そして『笠木部』の通気層施工について解説します。
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