【記事まとめ】アンカーボルトの施工 ありがちな誤り8選
「アンカーボルトとは・・・」
広義のアンカーボルトだと、住宅に限らず色々あって話が大きくなってしまうので今回は割愛!
建築かわらばんでは、木造建築に使われるM12とM16の基礎用のアンカーボルトについてまとめていきます。
このブログの「人気記事ランキング」の常連でもあるアンカーボルトの施工方法。
人気記事=こまってる人が多いのでは?
ということで、アンカーボルトの施工方法の過去記事をまとめて一覧にしてみました!
土台の破壊
ホールダウン用アンカーボルトから200mm以内のM12のアンカーボルト。
ここに45角の座金を使うと、座金が土台にめり込んでしまって土台が破壊されたりホールダウンの強度がしっかり出ませんよ!というトラブルです。
http://www.takumi-probook.jp/takumistaff/construction/anchorbolt_construction1
☆土台を破壊しないためのアイテム☆
Z(ゼット) |
角座金M12用(W6.0×60×60×φ14) |
ここには60角の座金を使いましょう!
位置の偏り
土台幅の中心にアンカーボルトがなく、土台を破壊してしまうかもしれないという事例です。
土台幅の中心に固定できる治具がありますので、オススメです!
http://www.takumi-probook.jp/takumistaff/construction/anchorbolt_construction2
☆アンカーボルトをビシッと土台の中心に固定できるアイテム☆
カナイ | タナカ |
アンカーヘルプS | アンカーホルダー |
位置ズレ
ひそかに結構ありがちだと思うんですが(笑)、対処方法は有名なんでしょうか?
ホールダウン用のアンカーボルトが柱から遠すぎて、ホールダウン金物が浮いてしまっている状況です。
かならずホールダウン金物は柱にぴったり付けましょう!
http://www.takumi-probook.jp/takumistaff/construction/anchorbolt_construction3
☆アンカーボルトと柱の距離を近づけるアイテム☆
テザック | エイム |
耐震Jケーブル | ニューくるピタ |
入れ忘れ
「あ!!アンカーボルト、入れ忘れちまった!」
あってはならないことですが、絶対無いとも言えない辛さですね・・・
とにもかくにもなんとかしなくてはならない!そんなときの対処方法。
http://www.takumi-probook.jp/takumistaff/construction/anchorbolt_construction4
☆対処するのに必要なアイテム☆
ウエハラ |
ガードアンカー12(G-A12) |
埋め込み不足
アンカーボルトの埋め込み不足によるトラブルがやはり一番多く、結構お電話でもご相談があります・・・。
どうしても埋め込み長さを確保できない場合は、金物メーカーオリジナルの埋め込み長さが短いアンカーボルトの使用をオススメします。
http://www.takumi-probook.jp/takumistaff/construction/anchorbolt_construction5
☆埋め込み不足を解決できそうなアイテム☆
タナカ | タナカ |
オメガアンカーボルトM12 | 異形Sアンカーボルト |
土台継手に注意
土台の継ぎ手近くにアンカーボルトがくる場合、女木側ではなく男木側にアンカーボルトがこなければいけません。
施工段階だともうどうしようにもないですよね・・・。
http://www.takumi-probook.jp/takumistaff/construction/anchorbolt_construction6
男木(小木)の反対は『矢作』だな!
がはははは
まぁまぁですかね・・・笑
基礎と土台のスキ間
アンカーボルトの施工と言うより、土台敷き・基礎パッキンのカテゴリー寄り。
アンカーボルトが入っているところに基礎パッキンがないと、2cmの隙間ができます。
その分、ナット・座金を締めたときにそこが弱くなってしまいます。
(空手の瓦割り状態で伝わりますでしょうか・・・)
http://www.takumi-probook.jp/takumistaff/construction/anchorbolt_construction7
☆基礎と土台のスキ間をなくす便利なアイテム☆
城東テクノ | タカヤマ金属 |
キソパッキンロング | フリーロングキャットスペーサー |
全周に敷き詰めるタイプの基礎パッキンが便利です!
芯ズレ
こちらは既にコンクリートの打設も済んでしまい、ずれてどうしようにもなくなった場合です。
エイム【ニューくるピタ】やテザック【耐震Jケーブル】ではどうしようにもなくなった場合・・・の、(若干力技ですが)対応方法になります。
http://www.takumi-probook.jp/takumistaff/construction/anchorbolt_construction8
☆アンカーボルトの芯ズレを何とかするのに役立つアイテム☆
マキタ |
HR4511C ハンマドリル |
最後にまとめ
比較的取り返しがつかないことが多いアンカーボルト周りの施工・・・
設計段階から注意が必要です。
ミスしやすいポイントをおさえておき、そうならないようにするのはもちろん、万が一起こってしまったときのリカバーの方法、必要なアイテムを覚えておいてくださいね!
匠の一冊には何でも揃っています!!