ちょっと変わった基礎パッキンのご紹介!
二十数年前まで床下の換気は、基礎に床下換気口を開け、換気をとるというのが一般的でした。
しかし、腐朽やシロアリ被害にあうことが多かったそうです。
そこで基礎パッキンが開発され、全周換気が一般的となっていきました。
そんな基礎パッキンに少し変わったものがあるのをご存じでしょうか?
今回はパッキン工法の変わり種、二種類をご紹介します。
全周換気(基礎パッキン)が開発された理由は…
床下換気口を設置した場合、主に下記の不安要素があったことから、基礎パッキンは開発されました。
- 空気が流れず、空気だまりができる。
- 基礎に換気口の穴を開けるため、ひび割れなどでコンクリートの強度が落ちる。
基礎パッキンが開発されたことで、コンクリートの強度を落すことなく、
床下全体に空気を取り入れることができるため、
新鮮な空気が行き渡りやすい頑丈な床下を作ることが可能となりました。
よく使われる基礎パッキン
基本的な基礎パッキンとして、
『KP-100』などの基礎パッキン
『KP-L102』などのロングパッキン がよく使われています。
また、浴室や玄関などの外気を遮断したい箇所には、
気密効果のある『KPK-N105』
断熱効果のある『KPK-VN105』など をご使用いただいています。
匠の一冊では基礎・気密パッキンを合計すると
32種類ものパッキンを取り扱っています。
その中に「吸震性能」があるものや「調整板不要」のもの
があることをご存じでしょうか?
『ダイカラット靭Z』のご紹介
ダイカラット靭Zは「吸震性能」を兼ね備えた基礎パッキンです。
◆大地震時の土台や基礎にかかる力を靱やか(しなやか)に吸収し構造体を守る。
◆「高耐食性特殊鋼板」で作られているため、耐食性・不燃性・耐久性に優れている。
配置場所
- 柱の下や重量のかかる部位
- アンカーボルト部
- 土台継ぎ手部
- L字部・T字部・十字部
配置基準ピッチ
木造軸組住宅:1,000㎜以内(標準910mm)
2×4住宅:500mm以内(標準455mm)
『リレベル』のご紹介
リレベルを廻すことで土台レベルを調整することができる基礎パッキンです。
◆外径110・130mmの二種類をご用意しています。
◆調整板を使うことなく、「高さ20mm~25mm」の調節が可能。
◆アンカーボルトの穴が小さく、地震の際、横ずれが生じにくい。
◆アンカーボルトを通す穴が偏芯となっているため、アンカーボルトの位置ずれに対応可能。
配置場所
木造軸組工法の場合
- ピッチは概ね3尺
- 柱の下や大引きなど荷重が集中する部分
- アンカーボルト部
- 土台の継手に掛かる部分
2×4工法の場合
- ピッチは概ね3尺
- 2本以上スタッドがある部分や構造用合板の継ぎ目部分
- アンカーボルト部分
- 土台の継手に掛かる部分
T字・L字・十字部の配置
土台が105mmの場合
土台が120mmの場合
※注意 『ダイカラット靭Z』『リレベル』どちらとも防鼠材が必要です。
取り扱い防鼠材一覧
地震対策をしっかりとしておきたいといった方や、
調整板の在庫を持ちたくないと考えている方、
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