結露対策③:現場で必須の気密処理Ⅰ 見逃し厳禁!「取り合い部の気密対策」
いつも匠の一冊をご利用いただき、誠にありがとうございます。
前回は、内部結露を防ぐための要となる「防湿気密シート(層)」に焦点を当て、防湿気密シートの役割と施工方法について確認しました。
今回は、防湿気密シートの施工で最も隙間ができやすい「構造躯体との取り合い部」の気密処理に焦点を当てます。
気密欠損を防ぐ!構造躯体と「取り合い部」の気密処理
壁、床、天井が交わる「取り合い部」は、部材が複雑に絡み合うため、気密シートの連続性を確保するのが困難になりがちです。
特に以下の箇所は、漏れなく隙間を塞ぐ処理が必要です。
大引きの取り合い部

「大引と断熱材・床と柱・床と壁・天井・梁」など、取り合い部は気密の処理を忘れがちになる箇所です。
漏れなく隙間を塞ぐ処理が必要となります。
入隅部や角、隙間

気密シートの場合、重ね代は30㎜以上確保し、タッカー留め後、梁部分をカットし処理をします。
入隅部は重ね代30㎜以上確保し、しわにならないよう石こうボード受け材へタッカー留めをします。
入隅床の角部はシートをカット後、床合板と先貼りシートへテープ処理し、完了です。


床と柱の取り合い部・壁と床・角部
床合板と柱のわずかな隙間は、外気が侵入し結露を引き起こす原因となります。
専用の気密テープや、発泡ウレタン、専用のパッキンなどで漏れなく処理します。

左:床と柱の取り合い部は、気密テープや発泡ウレタン等を使用して隙間を塞ぎます。
右:木材の伸縮に対応する気密・防水テープを使用してください。

梁貫通部

胴差しの先貼りシートなど、柱と梁の取り合い部はシートを切り欠いた際に隙間が生じやすいため、専用のバリアテープなどを用いて、確実な接合処理を行います。


気流止め:間柱と管柱の気流をガード

間柱と管柱の気流を止めないと、壁の中の空気が小屋裏などへ侵入すると結露発生の原因となります。
断熱材などでその隙間を埋めて気流をストップさせる必要があります。
次回は、現場で最も気密欠損が発生しやすい「貫通部」の気密処理について解説します。
関連記事はこちら
≫ 結露対策①:内部結露が「起きにくい家」に必要な4つのバランス
≫ 結露対策②:防湿気密シートの役割と施工仕様の「最新基準」
≫ 結露対策④:現場で必須の気密処理Ⅱ 最大の難所!「コンセント、配管の気密対策」
≫ 結露対策⑤:現場で必須の気密処理Ⅲ 細部の施工精度UP!「天井の気密対策」
必要な時にスグ届く!ご注文はぜひ匠の一冊で!

















