天井レベル(高さ)を簡単に調整できるおすすめ製品

木造住宅の和室などの天井は一般的に吊り天井です。
吊り天井にするためには、吊り木を使用し天井を吊る必要があります。

吊り木はその名の通り、木材を使用しますが、
天井レベルの調整などに時間を取られてしまいます。
最近は樹脂製や金属製の物も出ているようです。
機能として、防震機能や長さ調節が容易にできるということがあります。

今回は天井吊り金物をご紹介いたします。

吊天井とは

吊天井とは野縁受けなどの天井下地を上の梁から吊っている天井のことを言います。

メリット

・天井裏にスペースができるため、照明などの設備を納めやすい
・電気配線を通しやすく機器の位置を変えやすい
・防音効果を付けることができる(断熱材などで)
・屋根裏からのホコリ・チリを防ぐ

デメリット

・天井高が下がるため、圧迫感を感じる事がある。
・地震発生時に天井の崩落の危険性がある。

吊り木の役割

木造住宅では天井を吊る際、吊り木を使用します。

吊り木の役割:天井を吊り支え、たるまないようにする役割があります。

通常施工では、吊り木には木材を使用します。
しかし木材の吊り木では『階上からの振動が階下に伝わりやすい』ことや
『木材(吊り木)の長さ調節』をしなければなりません。
木材の長さの調節に時間をとられるのはもったいないですよね。

最近は木材以外に、『樹脂製』『金属製』の吊り木があります。
「防震機能」「長さ調節機能」がついているものをご紹介します。

商品紹介

商品目次

【従来工法用】
●防震機能付・長さ調整機能付
●長さ調整機能付き(最安価)

【2×4工法用】
●防震機能付き・長さ調整機能付きのみ

【従来工法用】

●防震機能・調整機能付き

樹脂製で高い防震効果を持ち、高さ調節も簡単!
◇Joto(ジョートー)【防震吊木 TH-10(在来工法用)】

天井の吊木受材と横架材をつなぎます。
・実用吊り下げ荷重は、おおむね30kg/本です。
・階上からの振動を減衰させる防振設計です。
・天井のセットレベルもアジャスター式で簡単です。
・本体は軽くて強いガラス繊維強化プラスチック(FRPP)製ですから、金属製にはない制振性があります。
・長さ399㎜で天井フトコロ寸法が広い場合でも使用でき梁部材寸法の取付け事情にも対応できる吊り止めと、
360°回転できる野縁受にレベル調整用のバックルリングの操作性があいまって施工の自在性を発揮します。


高さ調節が簡単!
◇タカヤマ金属【防振鋼製吊木 TS-300(在来用)】

上階の足音などの様々な生活音が快適な暮らしを妨げます。
・下階の天井と上階の床材の間に、防震鋼製吊木を施工することにより音を気にすることのない暮らしへ早変わりします。
・ゴム製の防震材が梁からの振動を吸収するので、上下の階に振動を伝えません。
・施工は従来工法と比較して極めて簡単です。
・釘またはビスで梁や吊木受または野縁に固定し、ターン部のドライバー用穴にドライバー等を差込み、
ターン部を回転させて長さを調節して下さい。天井のレベル調節も容易に行うことが可能です。


帯を折り曲げて調整可能
◇BXカネシン【テンツリック (防震吊木金物)】TK

天井の吊木受け材と梁をつなぐ金物です。
・木材吊木のような割れや施工後の痩せによる天井面の波打ちの心配がありません。
・金物なので均一な耐荷重が見込めます。


帯を折り曲げて調整可能・Sタイプは高さ調整が簡単!
◇カナイ【防振天井吊り木/調整機能付き防振天井吊り木】

天井の吊り木受け材と横架材をつなぐ金物です。
※Sタイプは調整機能付きです。
・調整機能付天吊をご使用になりますと、天井水平を容易に調整することができます。
・吊木が邪魔になりませんので、天井断熱材敷き込みの施工性が向上します。
・弾性ゴムが防振材となり振動を抑えます。


●取り付け高さ調整機能付き・最安価

予備孔を使用することで取り付け高さを調節可能
◇タナカ【天井吊り金具 直交タイプ】

横架材と天井材の接合に使用します。
・横架材と直交する向きに野縁受材を配置する場合には「直交タイプ」を使用します。
・木製の吊り木と同様に使用できます。
・軸部が細いため、断熱材(グラスウール等)敷き込みの作業がしやすいです。
・定尺の為、カットする手間がありません。
・吊り木に使用するビスよりも短いビスを使用できるため、施工しやすいです。
・予備孔を使用することで取り付け高さの調節ができます。
注意
・ビスは付属しておりません。
・木工用ビス(推奨寸法 L=30以上、ネジ山径Φ3.3~4.2)を別途ご用意ください。


予備孔を使用することで取り付け高さを調節可能
◇タナカ【天井吊り金具 平行タイプ】

横架材と天井材の接合に使用します。
・横架材と同じ向きに野縁受材を配置する場合には「平行タイプ」を使用します。
・木製の吊り木と同様に使用できます。
・軸部が細いため、断熱材(グラスウール等)敷き込みの作業がしやすいです。
・定尺の為、カットする手間がありません。
・吊り木に使用するビスよりも短いビスを使用できるため、施工しやすいです。
・予備孔を使用することで取り付け高さの調節ができます。
注意
・ビスは付属しておりません。
・木工用ビス(推奨寸法 L=30以上、ネジ山径Φ3.3~4.2)を別途ご用意ください。



【2×4工法用】

●防震機能・調整機能付き

樹脂製で高い防震効果を持ち、高さ調節も簡単!
◇Joto(ジョートー)【防震吊木 TH-30(2×4工法仕様)】

天井の吊木受材と横架材をつなぎます。
・従来型の吊天井では難しい、天井フトコロのロックウール(50㎜)の置敷や
天井裏の電気配線作業等も天井梁が不要となることで効率よく施工できます。
・従来の天井梁方式では難しいとされていた野縁(天井面)のレベル調整が容易に
行なえることにより床根太(210)下端と野緑(40㎜角)上端のクリアランス(10㎜以下)も思いのままに調整できます。


Sタイプは高さ調整が簡単!
◇カナイ【防振天井吊り木/調整機能付き防振天井吊り木2×4用】

天井の吊り木受け材と横架材をつなぐ金物です。
※Sタイプは調整機能付きです。
・調整機能付天吊をご使用になりますと、天井水平を容易に調整することができます。
・吊木が邪魔になりませんので、天井断熱材敷き込みの施工性が向上します。
・弾性ゴムが防振材となり振動を抑えます。


高さ調節が簡単!
◇タカヤマ金属【防震鋼製吊木 TS-180(ツーバイ用)】

・従来工法では困難だった天井のレベル調整が、鋼製防震吊木なら、高さ調整も容易に行うことが可能です。
・ゴム製の防震材が梁からの振動を吸収するので、上下階に振動を伝えません。


おわりに

樹脂製、金属っ世の吊り木を使うことで、天井レベルの調整が不必要となり、作業の時間短縮になります。作業時間を短縮したい方は是非ご購入ください!

建築資材のご用命はぜひ匠の一冊に!