夏型結露対策にも!可変調湿気密シートのご紹介

2022年4月22日

壁内で結露が起きると、柱・梁などの腐朽に繋がりますね。
一般的に結露といえば、冬に起きると考えられていますが、
実は結露は夏にも発生することがあるため対策が必要となります!

結露対策には気密が大事

気温の低い冬季、冷たい外気によって冷やされた窓ガラスなどに、空気中の水蒸気が結露する現象がありますが、壁の中でも起こる可能性があります。

気密性が低いと、空気の流れとともに熱や水蒸気が壁の中へ出入りし壁内の結露の原因になってしまう。。
そこで壁の中へ水蒸気を入れないための気密性が重要になってきます!

結露は寒い冬だけではなく夏にも起き 、これを「夏型結露」と呼びます。

夏型結露とは

夏に室内をクーラーで冷やしている場合、外気の蒸し暑い空気が壁の中で冷やされ、
断熱材の中で結露してしまうことがあり、
高温多湿になる地域などは夏型結露の注意も必要となります。

そこで、可変調湿機能タイプの気密シートがおすすめです!

可変調湿機能タイプとは?

一般的に使われている防湿気密シートは、室内の床、壁、天井(屋根)にしっかり貼ることで壁内、小屋裏、床下への湿気や水蒸気の侵入を減少させます。

可変調湿機能タイプシートも同じように冬場は気密を確保し湿気を通しませんが、
さらに夏場、蒸し暑い空気が室内の冷気で冷やされた場合に生じた湿気を、
室内へ移動させる機能
を持っています。

湿気のみを通すので、隙間風は入りません。
※透湿の機能を発揮させるために、室内側のクロスはビニールではなく透湿性のあるクロスで仕上げることなどが必要です。

商品のご紹介!

・ 可変透湿・気密シート VCLスマート®  デュポンタイベック
スマートの新製品です

  • 年間を通して気密性はしっかりと確保しながら、壁体内の湿度条件に応じて、透湿性が変化する特殊な気密シートです。
  • 半透明な可変透湿気密シートであるため、従来品と比べ施工性が格段に向上しました。

 

・ 可変調湿気密シート  ウートップ® SDヴァリオ ツヴァイ ウルトジャパン

  • ウートップSDヴァリオのリニューアル製品
  • ツヴァイはドイツ語で「2 」の意味
  • 従来製品にくらべて透湿抵抗可変域を拡張

※商品掲載準備中です 

・ 気密防水テープ ユラソール®
ウートップの推奨気密テープ

  • 6時間後に完全硬化。施工直後は張り直し可能。
  • ドイツ認定の気密・耐久性・接着力。
  • 耐紫外線性能:3ヶ月。屋内外で使用可能。
  • 溶媒不使用。
  • 断熱材内の結露、カビ発生を防止。

終わりに

省エネが求められる昨今、住宅の気密性を上げることに目が行きがちですが
湿気を逃がさなければ結露してしまう。。。
この矛盾を解決してくれるのが、透湿と気密を同時に確保できる可変調湿気密シートです!
この最先端特殊気密フィルムを取り入れてみませんか?

住宅資材のご用命はぜひ匠の一冊に!