基礎断熱・床下暖房の必須アイテム「床ガラリ」!

2019年5月27日

 

まいど!たいちゃんです。

 

 

 

 

 

匠の一冊でもよくご注文いただく「床ガラリ」
「どれがいいのかなぁ~」なんてお問い合わせもよくいただきますが、それほど人気のアイテムとなってきました!

そういえば、一昨年知り合いが基礎断熱工法で家を新築しましたが、床ガラリをつけていました。
きっと冬はあったかいんだろうなぁ(´m`)
その家はかなりグレードの高いおうちでフローリングも高級なものでした!
ただひとつ気にになったのが、そこについてた床ガラリは金属製。
せっかくなら木製や樹脂性のガラリの方が・・・なんて思ったのはここだけの話ですよ(笑)

 

 

 

 

 

(城東テクノ HPより)

 

インターネットで簡単に検索することはできますが、お施主さんがそのような製品知識を持っていることは稀ですよね。
いいもの、いい工法の説明はもちろん、メリットデメリットを合わせて提案はすでにされていると思います!
なのでそれにプラス!
プロである工務店さんからもう一声の気遣いある提案があったらもっと嬉しいだろうなぁと、建築資材を販売する身としてお伝えするべく筆を取りました!

というわけで、今回は 床ガラリ を紹介します!
匠の一冊で取り扱いしている床ガラリも後ほどご紹介します♪

 

 

 

  床ガラリとは?

基礎断熱工法を採用する住宅にはマストなアイテムが「床ガラリ」
温水パネルや蓄熱暖房機などを床下に設置する床下暖房にも欠かせません!

床下の空気がよどみやすい原因は、床下と部屋の温度差。
基礎コンクリートから発生する水蒸気で床下がじめじめに・・・
十分に床下の水分が抜けないと、結露やカビが発生してしまいます。

そこに!
この床ガラリを設置することで通気経路をしっかり確保!
床下と部屋の温度を均一にし、床下をジメジメさせないようにします!

取り外しができるので、定期的なフィルターのお掃除も忘れないように!

 

 

  基礎断熱工法って?

基礎断熱工法には床ガラリが必須・・・
とはいうものの、基礎断熱工法ってどういう工法なのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

その前にまず、基礎断熱工法とは対の関係になる「床断熱工法」の話を。
床断熱工法は「床より上は室内(居室)」という考え方の工法です。
床下は部屋の中ではないので断熱する対象ではない、ということです。
基礎には断熱材を入れず、床部分と床より上の壁に断熱材を入れます。

一方「基礎断熱工法」は、「床下もひっくるめて室内」という考え方の工法です。
壁は外張り断熱または充填断熱とし、床下となる基礎の外側(ないしは内側)にも断熱材を設置します。
「床下も部屋と同じと考える」ということは、部屋と床下の温度差が小さくなるということ。
当然床板は全面に貼ってしまうので、床のどこかに空気の出入り口がないと意味がありません(笑)

そこで床ガラリの出番というわけです!
床ガラリを通して空気が流れて部屋と床下の温度が均一に保たれ、冬は特に「床が冷たい~」と感じることが軽減されます。
また床下も室内ということで、床下収納庫の設置も検討しやすいですね。

家の中(部屋)は空気が循環して換気されるようにつくられているので、家の中の空気が循環すれば床下の空気も換気されますヽ(゚∀゚)ノ
先ほども説明したように、温度差によるじめじめや結露を防ぐことができます。

床ガラリ、かなり重要な役目を果たしています!

 

 

  床ガラリを選ぶポイント

サイズ・有効開口面積

どれくらいの広さの部屋の、どの場所に設置し、どれくらい換気をするのか。
広いリビングからトイレや納戸などの狭い場所など、用途に合わせて選びます。
「いくつつけなければならない」という決まりもなく、メーカーや素材によっても巾や長さが異なるので、お部屋や目的にあったアイテムを選ぶことが重要!
風量調節機能がついたタイプもあります。

 

素材

大きく分けて3つあり、それぞれに特徴があります!

・金属製

金属製はアルミやステンレスのパンチング加工のものがありますね。
色が付いたタイプもありますが、基本は金属のシルバー系が多いです。
金属の薄さや狭い箇所への設置がポイント。
住宅でも使われますが、体育館や施設でもこのタイプを見かけますね。
夏の体育館では端の床ガラリに触ってひんやり~なんて経験もしたことあるのでは?(笑)

 

・樹脂

匠の一冊でも取り扱いが多いのが樹脂製。
高い強度とすぐれたメンテナンス性がポイント。取り扱いもしやすい!
各社ともにカラーバリエーションを用意してあるので、床材にあった色を選べます。

 

・木製

じわじわ人気の木製は、床材となじむところが魅力的!
床材に合わせて後塗装ができるのもポイント。
床材と似た材を使って床ガラリをセミオーダーする住宅も増えているそうです。
無垢材仕上げなら年月に伴って落ち着きのある味わいがでる使用感もたまりません。

 

 

  匠のおすすめ床ガラリ!

匠の一冊で取り扱い中のおすすめ床ガラリをご紹介 d(゚ε゚)

フクビ エアスリットN(フィルター付)

エアスリットN ASN
アイボリー、イエローべージュ
ブラウン、ダークブラウン

本体ユニットは横ズレなしの連結で、自由に長さを設定できます。(200mm単位)
フィルターは交換不要。取り外しOKなのでお手入れも簡単。
フローリングの色に合わせて選べる4色。見た目も感触も考慮されたデザインが魅力的!

 

JOTO(城東テクノ) ルームガラリ

YV-7530・7560・7590床下放熱器対応床下放熱器対応チャンバー付
5カラー展開!想定使用温度60℃以下風量調節機能付!24時間換気の吸排気に!

アイボリー、ナチュラル、ミディアムブラウン、ダークブラウン、ブラックブラウンの5色展開。
樹脂製で素足に優しく、高強度な安心設計!
メンテナンス製にも優れています。

 

 

日本住環境 フロアスリッター

150・300・600MAXMEGA MAX
無垢材(後塗装可)無垢材(後塗装可)無垢材(後塗装可)

後塗装OKの木製床ガラリならこれ!
用途でえらべるサイズ展開もうれしいところ。
MEGA MAXはセンターとサイドパーツをつなげて長さ調節が可能!

 


今回は基礎断熱工法に使う床ガラリをご紹介しました!
もちろん、床断熱がいい・基礎断熱がいいという話ではなく、土地環境やお施主さんの希望に合わせて考えて決めていくことだと思います。
そのときに必要なアイテム選びに少しでも役に立てたらうれしいです♪

 

 

お買い物は、ぜひ 匠の一冊 で♪

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