睡眠の質向上に、換気量が鍵

【睡眠の質向上には、換気量が鍵に】
~早大・田辺教授らの国際研究チームが調査~

睡眠の質を向上するためには、寝室の換気量を現行基準の2倍にまで引き上げる必要があるとする研究結果が明らかになりました。

室内のCO2濃度が高まると、覚醒時に眠気や集中力の低下を招くことはこれまでの研究でも確認されていました。
ただ、CO2濃度の上昇が睡眠に直接与える影響については、統一的な結論が出ていませんでした。

今回、換気量が睡眠にもたらす影響に関する新たな調査結果を明らかにしたのは、早稲田大学理工学術院教授の田辺新一氏をはじめとする国際研究チームです。

研究・分析の結果、寝室の換気状況を示す代表的な指標であるCO2濃度が1000ppmを上回ると睡眠効率や身体の回復などを促す深睡眠の割合が低下することが分かりました。

また、睡眠の質が低下する可能性を十分に低く抑えるためには、CO2濃度を800ppm以下にすることが望ましいことも明らかになりました。
この水準を満たすためには、現行の住宅換気基準の少なくとも2倍の換気量が必要になるとしています。

▼ 早稲田大学 プレスリリース
https://www.waseda.jp/inst/research/news/81991

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