断熱改修による起床時の血圧上昇抑制効果についての報告書

2017年2月24日

国土交通省が発表した「住宅の断熱化と居住者の健康への影響に関する調査の中間報告」で、冬の起床時の室温と居住者の血圧の状態に関連性がみられる結果が得られた。

断熱改修を予定する住宅とその居住者を対象に、改修前後における居住者の血圧や生活習慣、身体活動量といった健康への影響を調査したもの。今回の報告では約2700人に対し改修前調査を、165人に改修後調査を行った結果をまとめた。それによると、冬の起床時の室温が低いほど、血圧が高くなる傾向がみられ、特に高齢者ほど室温の低下による血圧の上昇が大きいことが分かった。また、断熱改修後の住宅は室温が平均2.7℃上昇したが、断熱改修後の室温の上昇が大きいほど血圧低下量が大きいという結果が得られた。良好な温熱環境は居住者の健康にも良い影響を与えると言われていたが、医学的なデータが不足していたのが現状だった。今回の調査結果により、医学的な側面からも住宅の温熱環境に注目が集まりそうとのこです。

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