いつもの現場と違う!?覚えておきたい鋼製束6選

いまや住宅建築には必須アイテムの鋼製束。
一般的な日本の住宅では300~500mmの間の働き寸法でカバーできます。

 

 

 

 

 

 

しかし、積雪の多い地域や昨今のゲリラ豪雨による床上床下浸水の危険性、または基礎や床下の湿気を嫌う場合など、GL+1000といったような基礎が高い住宅が増えてきたような気がします。
(※個人の感想です。笑)

逆に3階建ての建物は、高さ制限で通常より低くなってしまう場合もあるかもしれません。

そのような中、独自のサイズや機能など特長を打ち出しているメーカーもございます。
今回は他の商品と差別化を図った、特長のある鋼製束をご紹介します!

 

高い基礎にも対応!働き寸法600mm以上の鋼製束

タナカ スチール束NewジャッキーFタイプ/Lタイプ

 

750用(600~850mm)
950用(800~1,050mm)
1100用(950~1,200mm)

 

 

★スチール束Newジャッキーのここがすごい!

ここで紹しているもの以外にも、145mm~1,200mmという幅広い働き寸法のラインアップ!
さらに1サイズの働き寸法が広い!
迷ったらNewジャッキーシリーズでOK!という万能選手ぶり。

 

 

アムハード小西 L型鋼製束

 

AKD60-75L(600~750mm)
AKD74-89L(740~890mm)
AKD88-103L(880~1,030mm)
AKD105-120L(1,050~1,200mm)

 


★L型鋼製束のここがすごい!

こちらのシリーズもNewジャッキーを上回る60mm~1,200mmの働き寸法!
このシリーズだけでだいたいまかなえてしまうスグレモノ。

大引きに面するL型の受け部分が、
90角の大引きがぴったり乗るサイズ。

L型の立ち上がり部分が4cmあるため、
大引きの中心部にビスを打てるのも特徴!

 

おまけに規格と働き寸法が一緒なのでわかりやすい(笑)

 

 

タカヤマ金属 TD鋼製束

 

630タイプ(571~704mm)
700タイプ(525~870mm)
850タイプ(685~1,030mm)
1020タイプ(855~1,200mm)

 

 

★TD鋼製束のここがすごい!


『MADE IN JAPAN』『50年保証』!
メーカーの自信を感じさせられます!

 

 

傾斜角10°の環境でも、1本あたり約2トン以上の圧縮強度を実現しています。

 

 


低い基礎にも対応!働き寸法100mm以下の鋼製束

アムハード小西 L型鋼製束/フラット鋼製束

 

AKD06-10L(60~100mm)
AKD06-10T(60~100mm)

 

 


★L型/フラット鋼製束のここがすごい!

またまた登場のアムハード小西 鋼製束。
長い部門でも短い部門でも登場です。笑

受け部分がT型のフラット鋼製束も、L型と同じサイズとなっております。
低い基礎から高い基礎までカバーできるこのシリーズの強みは、やはりサイズ展開かもしれません!

 

 


サイズだけではない!オリジナル機能を持つ鋼製束

サンライズ 傾斜不陸対応鋼製束 ZIZAI

2435T SRS-KKKT(240~350mm)
3145T SRS-KT(310~450mm)
3754T SRS-KKT(370~540mm)

 

 

 

 

★傾斜不陸対応鋼製束 ZIZAIのここがすごい!

商品名がすでにネタバレですが、傾斜不陸に対応しています。
ボールジョイントのような自在ジョイント部が可動することで傾斜に対応、揺れに追従します。

特徴的な三角形のベースプレートの三点の爪で、凸凹面をガッチリ掴みます!
この三点の爪で固定するため、接着剤は不要

通常の鋼製束に比べて綺麗な仕上がりになり、お施主様からも高評価のようですよ!

 

 

タナカ スチール束<新横綱>Lタイプ/Fタイプ

200用(255~385mm)
300用(355~485mm)
400用(455~585mm)
500用(555~685mm)

 

 

★スチール束<新横綱> Lタイプ/Fタイプのここがすごい!

握って回すターンバックル部にM14ボルトを採用
強固で耐久性に優れています。

太く握りやすくて回しやすく、工具を使用しなくても高さ調整が可能です。
他の鋼製束と比べると少し太めなこの新横綱、オンリー1です!

 

 


鋼製束のまとめ

個人的には、今まで用意する本数やL型T型だけを気にしていた鋼製束でしたが(笑)、じっくり見てみるとオンリーワンな特長がありますね!
この記事を書いて一番勉強になったのは誰であろうこの私かもしれません・・・

こちらで紹介した製品以外にも各メーカーこだわりの製品があります。

普段はぱぱっと発注を済ませてしまう鋼製束も、一度じっくり比較されては如何でしょうか?