耐震性能を高める!栗山百造「クリ高耐力両ねじボルト KRH・M16」の魅力とは?
クリ高耐力ホールダウン68の接合具として、柱と基礎を強固に緊結するためのボルトをご紹介します。
「地震に強い家づくり」は、施主様からのご要望がますます高まっています。
特に、柱と基礎の緊結は、建物の耐震性を左右する重要なポイントです。
今回は、そのカギを握る栗山百造の「クリ高耐力両ねじボルト KRH・M16」について、その特徴とメリットを詳しく解説します。

最大ポイント
降伏耐力440N/mm²以上の炭素鋼を使用しており、高い引張耐力を誇ります。
M16という太さで、高い耐力を実現しています。
施工メリット

両端がねじになっているため、上からでも下からでも施工しやすいだけでなく、専用のホールダウン金物と組み合わせることで、より強固な接合が可能です。
施工の際に専用の丸座金は不要です。
施工ポイント
適応するホールダウン金物は、クリ高耐力ホールダウン68です。
土台や横架材から金物までの締めしろは、約150mm以上確保することが推奨されています。
サイズの使い分け

L=800mm:
一般的な土台の厚みや基礎の高さの場合に適しています。
柱脚金物と基礎を緊結する際に、ボルトの長さが適切に収まる場合に選択します。
L=1200mm:
基礎の高さが高い場合や、地中梁などを貫通させる必要がある場合など、より長いボルトが必要な場合に使用します。
建物の構造計算に基づき、柱脚の緊結に必要なボルトの長さを確保するために選択します。
サイズを選ぶポイント:
現場の状況に合わせて、締めしろ(ナットを締め付ける部分)を十分に確保できる長さのボルトを選ぶことが重要です。
強度
降伏耐力440N/mm²って、結局何がすごいの?
簡単に言うと、これは「ボルトがどれだけ強い力に耐えられるか」を示す値です。
一般的なボルトの約1.3倍も強い!
一般的な構造用ボルト(JIS強度区分4.8など)の降伏耐力が320N/mm²前後であるのに対し、クリ高耐力両ねじボルト KRH・M16は440N/mm²という高い数値を誇ります。
これは、約1.3倍以上の強度を持つことを意味します。
この強さが、地震のときにどう役立つ?
地震が発生した際、建物には激しい揺れによる引張力が加わります。
特に、基礎と柱を緊結する部分には、建物が倒壊しようとするのを食い止めるための、非常に大きな力が集中します。
このとき、降伏耐力の低いボルトでは、大きな力に耐えきれずに伸びてしまったり、破断してしまうリスクが高まります。
しかし、降伏耐力440N/mm²を誇るクリ高耐力両ねじボルト KRH・M16は、より大きな引張力にも耐えることができるため、基礎と柱の緊結を強固に保ち、建物の倒壊を防ぐ上で、非常に高い効果を発揮します。
つまり、ボルト一本一本が持つ強度が、そのまま建物の耐震性を底上げすることにつながるのです。
施工性
「クリ高耐力両ねじボルト KRH・M16」は、その強さだけでなく、現場での使いやすさも徹底的に考えられています。
現場において、ボルト穴の位置がほんの少しずれることで、取り付けに苦労された経験はありませんか?
そんな時こそ、「クリ高耐力両ねじボルト KRH・M16 」のメリットを感じられるるシーンです。
微調整がしやすい「ルーズホール」で作業効率アップ!
「クリ高耐力ホールダウン68」は、ボルト穴がM16用のルーズホール(φ18)のため、ボルトや金物の位置が多少ずれても、スムーズにボルトを通すことができます。
無理に力をかけたり、穴を広げたりする必要がないため、取り付け作業が格段にスムーズになり、現場でのストレスも軽減されます。
小さな工夫ですが、こうした「微調整のしやすさ」が、現場の作業効率を大きく向上させます。
また、両ねじボルトなので、施工方法の自由度が高い点もポイントです。
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●栗山百造【クリ高耐力両ねじボルト KRH・M16】

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