国土交通省、住宅性能表示制度見直し

2025年5月15日

【性能表示を見直し、一次エネルギー消費量等級７、８追加へ】

国土交通省は、住宅性能表示制度を見直し、一次エネルギー消費量等級にＺＥＨ水準を上回る等級７、８を追加する方針を示しました。

これは、社会資本整備審議会建築分科会と建築基準制度部会、建築環境部会の合同会議で明らかになったものです。

断熱等級については、既にＺＥＨ水準を超える等級６、７が規定されていますが、一次エネルギー消費量等級についてはＺＥＨ水準の等級６がこれまで最高等級でした。

新設を予定する等級７の評価基準は、
・再エネを除いて等級４（省エネ基準）比で一次エネルギー消費量を３０％削減できること
・等級８は同３５％削減できること
としています。

つまり、等級８はＧＸ志向型住宅の要件の一つである
「再エネを除く一次エネルギー消費量の削減率３５％以上」
に該当する区分となります。

また、これらの性能を表示する場合には、等級６と同様に床面積当たりの一次エネルギー消費量（ＭＪ／（㎡・年））と、太陽光発電設備などによる一次エネルギー消費量の削減率を併記できるようにする方針です。

▼国土交通省住宅性能表示制度の見直しについて
https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/content/001885272.pdf

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