住宅取得のトラブル等に関する電話相談件数が初めて3万件超え ~

2017年6月26日

住宅取得のトラブル等に関する電話相談件数が初めて3万件超え~(公財)住宅リフォーム・紛争処理支援センター 「住宅相談と紛争処理の状況2017」~

(公財)住宅リフォーム・紛争処理支援センターが、住宅の取得やリフォームに関してトラブルや不安を抱える消費者等に対し電話で相談を受け付ける「住まいるダイヤル」の新規相談件数が増加傾向にあり、2016年度は初めて3万件を超えたことが分かった。

同センターの「住まいるダイヤル」は消費者等からの相談に対し、一級建築士などの相談員が助言を行うもので、00年度から実施。16年度の新規相談件数は、前年度に比べ5%増の3万163件。内訳は新築住宅の相談が同5%増の1万9759件、リフォームの相談が同6%増の1万404件だった。

戸建住宅の相談で生じている不具合の事象をみると、最も多かったのは「ひび割れ」で19%だった。次いで「雨漏り」15%、「性能不足(使用部材や設備機器が通常あるべき性能を欠いている、または契約時に定めた性能を満たさない状態のこと)」が13%と続く。