消費者の住宅選び、性能で重視するポイントは「高耐久性」 ~住宅金融支援機構 「平成29年度における住宅市場動向調査」

2017年6月15日

住宅金融支援機構の「平成29年度における住宅市場動向調査」によると、住宅取得を検討する一般消費者が建物の性能で重視するポイントは、「高耐久性」が最も多いことが分かった。この調査は、平成29年4月から1年以内に住宅取得を検討している25歳から59歳の一般消費者のうち、「住宅事業者選びで重視するポイント」で「建物の性能」と答えた人621人に聞いたもの。
調査を詳しくみると、「高耐久性」と答えた人は72.3%で、半年前の前回調査に比べ5.3ポイント割合が増えた。次いで「耐震性」(67.0%)、「省エネルギー性」(41.8%)と続く。同調査では、同じ質問を住宅事業者にも聞いているが、トップは「省エネルギー性」の90.9%。「高耐久性」は49.8%の3番目となっており、一般消費者との意識に差が見られる結果となった。
なお、住宅事業者選びで重視するポイントで「建物の性能」の割合は56.8%で、最も多かった。