あたたかい暮らし研究会 第2回「住まいの温熱環境の実態と満足度」調査

2017年7月13日

冬季の起床時の室温が高い住まいに暮らす人の方が、住まいの満足度が高い――こうした調査結果が、旭化成建材の快適空間研究所などで構成する「あたたかい暮らし研究会」が実施した「第2回住まいの温熱環境の実態と満足度調査」で明らかになった。
この調査は、全国6つのエリアで戸建持家住宅に住む居住者に約1200人に対し、住まいの温熱環境に対する満足度などを聞いたもの。調査は夏季と冬季の2回行った。
同調査では、冬季の居間・食堂の起床時の室温について「21℃以上」「16℃~20℃」「11℃~15℃」「10℃以下」の4つに分け、それぞれの回答者に対して住まいの満足度を聞いた。その結果「21℃以上」と答えた人の「たいへん満足」の割合は33.4%となり、他の室温と比べ2倍以上多いという結果となった。「21℃以上」と回答した人の理由をみると、「暖房している部屋とそれ以外の部屋の温度差がない」や、「暖房している部屋の上下の温度差が少ない」など、温度差に関する項目の割合が高かった